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安堵感スレイブ

幸福感・達成感・満足感だと思っていたものはどれも安堵感だった。

奇病ではなくてよくある病気。そう思うと、気が晴れた。

 

続いてリストを見せられた。項目は十数個あって、一つを除いてすべてが当てはまった。この時も「少しでも当てはまったら」という条件付きだった。今になって思うけど、この「少しでも当てはまったら」がなければアダルトチルドレンの中には、たしかにちょっと当てはまるけどでもいつもそうってわけでもないし……と項目を挙げない人もいるからなんだろう。

 

・全か無かで考える。小さなミスですべてはもうダメだと捉える

・一般化しすぎ。1回良くないことがあるとそれが何度も繰り返されるように思う

・「〜すべき」「〜すべきでない」という考え方をする

・概ね良かったとしても、ちょっとでも良くないことがあればそれにこだわる

・相手の心の先々を読みすぎてしまう

・他人の成功や自分の失敗を重く捉え、自分の成功や他人の失敗を軽く捉える

・自分に関わりがないようなことでも、悪いことを自分のせいにしてしまう

 

これら自覚済みの考え方のパターンだった。少しずつ修正を試みていたものでもあった。ただ、それが私個人のダメなところではなく、アダルトチルドレンに共通する生きづらさだということが分かって、気が晴れた。

掛かった病気が奇病で全く同じ症例をもつ人がいないのよと言われるより、よくある病気なのよといわれた方が気がラクなのと同じだ。患者が多い病気なら研究が進んでいる。解決策がある。治療する側も慣れているだろう。そう思うと、気が晴れた。

 

「これは、考え方の癖を測るチェックリストです。これらは普通の人はしていないけどあなたはしている、あなたの癖。この癖に新たな癖を上書きして、バランス良く考えられるようになりましょう。次回から、あなたの問題を一緒に考えます。あなたの考え方はこうだけど、感情を見るってことをするとこういう考え方ができるよねって毎回一つずつ解いていきましょう。そうして今までとは違う考え方ができるようになりましょう。そうすると人が変わりますよ。具体的には自信が付きます」

 

この先生、合う。思考が強いタイプの扱いに慣れているからなのか、明確に話してくれる。私は次、何をすれば救われるのか、こんなにシンプルに示してくれた人はかつていなかった。下手な共感や感情にアプローチする言葉には辟易していたから、こうして論理の流れ美しく話してくれるのはとても安心だった。

 

さすが専門家といったところだろう。

ビジネス書を読んでいる気持ちだった。

 

初回のカウンセリングはこんなかんじで終わった。